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特集1  帯状疱疹後神経痛の治療 
 
 

 概 説
 成人するまでにほとんどの人は「水疱瘡」のウイルスに感染し
   それによってこの病気に対する免疫ができます。   ところが
   水疱瘡が治った後もウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)はずっと体内に潜んで残り
   身体の抵抗力が落ちた時などにウイルスが再び活動して
「帯状疱疹」となってあらわれます。
   発症した場合はとにかく急いで専門医にかかる必要があります。


 帯状疱疹の水疱や発疹がとれた周辺に、
     
チクチクあるいはビリビリとした耐え難い痛み
     
強い冷感
     
皮膚の奥の重苦しさ
     などの症状が残るのが「帯状疱疹後神経痛」です。
     放置すると症状は進行し、神経ブロックなどの治療で改善が得られない場合
     ツライ痛みが長期間にわたって続く事があります。


 「帯状疱疹後神経痛」に対する遠絡療法の考え方は
     
脊髄中枢のつまりを解消させて免疫力を高める
     
疼痛ラインの痛みを緩和させる
     
神経が障害された部位の血流を増やして回復を促進する

     これらを目的として手足の対応ポイントを押圧することで高い効果が期待できます。
     治療に際しては「痛い場所」に直接触わることはありません。  

    
 こんな方に遠絡療法をおすすめします
     
薬や注射が苦手な方
     これまでの治療で改善がみられない方
     今の痛みが大変つらいとお思いの方

      つらい痛みをあきらめずに、
遠絡療法を試してみて下さい。



         

 遠絡療法による「帯状疱疹後神経痛」の症例をご覧下さい。


   
   

       


症例7  乳房〜脇の激しい痛み

・・・疼痛領域  68歳 女性
平成21年4月 左前胸部に帯状疱疹発症。皮膚科にて抗ウイルス剤服薬。
       二週間程度で疱疹は消退する。
       発症から十日前後、左前胸部から脇下にかけて激しい痛み。
       ペインクリニック受診。星状神経節ブロック合計6回、その間
       痛みの改善はごくわずか。

平成21年5月 来院時の痛みはピークに近く、乳房周辺にびりびりする強い痛みが
       周期的に襲って来る状態。 
第一回目治療]
  左首の付け根からスタートして、前胸部にいたる3つのラインに対して。
  胸椎3/4から6/7まで合計16箇所の治療となる。
  治療後、痛みは半分以下に改善する。

 [その後の治療経過]
  2回目以降の月別治療回数は以下の通り
  5月=16回  6月=8回  7月=4回  8月=3回
  9月=2回  10月=2回  11月=1回  合計36回
  *5月〜6月中は痛みの戻りが数時間〜半日程度と早く、痛みの程度も
   落ちにくい状態。
  *7月〜8月は痛みと冷感が混じり、回復をあきらめかけた
   ご本人曰く「一番つらい時期」
  *9月に入り、非常に楽になったと実感できる状態が続く。
  *10月以降、スポーツや旅行など発症後できずにいた事を再開した。
   疲れると前胸部に冷感とびりびり感が現れるが、日常生活には支障
   なく、自分で体調を管理して行けば大丈夫だと思えるようになった。
  
 

症例6  太ももの痛み

・・・疼痛領域  42歳  女性
平成21年2月 左大腿部に帯状疱疹発症。皮膚科にて抗ウイルス剤服薬。
       10日程度で疱疹は消退する。
       そのひと月後、左大腿部から膝にかけて帯状疱疹再発。
       塗り薬と鎮痛剤を使って2カ月、痛みが少しづつ強くなる。

平成21年5月 来院時は左股関節から膝にかけて、大腿の内側に @痛み
       A重み Bつっぱり感が強くあった。  
第一回目治療]
  大腿部の症状であるが、左頸の付け根から脊椎をたどって治療を開始する。
  股関節の奥から太ももの内側の2つのラインまで合計4ラインの治療となる。
  治療後、太ももの半分から下の症状は消退したが股関節近辺の痛みは少し残った。

 [第二回目治療]
  翌週。前回治療後、痛みの範囲が半分位にせまくなった。
  鎮痛剤の使用を中止した。治療後、やはり股関節付近の痛みが少し残る。

 [第三回目治療]
  翌週。前回治療後、3日目位から痛みとつっぱり感が戻る。
  痛みの範囲はせばまったままである。
  治療後股関節付近の痛みも1割位まで軽減された。

 [第四回目治療]
  翌週。発症後中止していた運動(登山)を再開した。
  軽い運動なら症状はそれほど気にならない程度に回復している。

  遠方からの通院であるため、月に2〜3回のペースで治療継続中。
  

症例5  顔面のぴりぴり感

 ・・・疼痛ポイント  66歳  男性
平成20年2月 左側頭部に帯状疱疹発症。
       翌日から1週間入院して抗ウイルス剤の点滴
       発症5日目から左顔面に激痛発症。    
       その後約1月間はげしい痛みが続く。

平成20年4月 痛みはピーク時の3分の1以下になってはいたが
       左顔面に強いぴりぴり感が残った。
第一回目治療]
  左顔面の疼痛点に相当する3つのラインの「補強」を中心に押圧する。
  治療後、ぴりぴり感が少し改善したように感じる。

 [第二回目治療]
  三日後。前日位から側頭部〜鼻の脇のぴりぴり感が軽くなる。
  目尻から耳にかけてのラインを1つ追加して治療。
  治療後、ぴりぴり感は全体的に改善される。

 [第三回目治療]
  翌週。 発症後続けて服用してきた鎮痛剤を前週より中止。
  治療中から左顔面・側頭部がジンジンと熱く感じる。
  治療後はぴりぴり感が減って楽になる。

  約ひと月間の治療で強いぴりぴり感は消退した。

症例4  顔面・耳の奥・歯・舌先の痛み

  ・・・疼痛ポイント  51歳  女性
平成20年1月 右側頭部に帯状疱疹発症。抗ウイルス剤投与。
       2週間程度で疱疹は消退するが激しい痛みを伴う。
        @顔面の痛み  A耳の奥の痛み 
        B右下顎の痛み C舌先の痛み

平成20年3月 来院時の痛みはピーク時の半分以下になってはいたが
       @〜Cの痛みにより、睡眠や飲食に障害があった。  
第一回目治療]
 右顔面・耳・歯の疼痛点に相当する5つのラインの「補強」を中心に押圧する。
 治療後、右顔面・側頭部にビリビリと熱感あり。痛みはやや軽減する。

 [第二回目治療]
 翌々日。舌の先に相当する治療点を加える。
 耳の奥・歯の痛み・舌先にやや痛みと違和感が残るが、全体的に
 痛みは軽減している。

 [第三回目治療]
 五日後。顔面・耳奥の症状は常時つらいとは感じなくなった。冷たいものを飲むと
 右下顎歯が痛む。  全体の痛みは開始前の半分以下に改善している。

 以後週に一度のペースで、合計6回治療。 
 ※各症状が完全に消えたわけではないが、日常生活に支障がない程度には回復。
  

症例3 帯状疱疹後神経痛の再発 

・・・疼痛ポイント  59歳  男性  
平成19年5月 右顔面・側頭部に帯状疱疹発症して皮膚科受診。
        点滴と服薬にて3週間程度で疱疹は消退したが
        発症直後から @右耳奥の痛み A右目の下
        B右下顎から奥歯 C舌の先上面 に激しい痛み。

平成19年6月 ペインクリニックにてブロック注射を3回受けるが痛みの
        改善はあまり感じられない。

平成19年6月 初診時、@〜Cの痛みとピリピリ感が間欠的に強まり
        眠れない日が続いていた。
[治療の経過]
 初診時の治療後から顕著に改善がみられ、約一ヶ月(合計9回)の治療で終了となった。
 終了時は、顔面部表面に軽い違和感が時々感じられるという状態まで改善した。

[再発までの経過]
 前年6月の治療後、夏・秋の期間は特に異常なく過ごした。 
 昨年12月下旬から正月にかけて身体の疲れを感じるような時に、右耳から顔面に
 違和感を覚えるようになる。 その後ひと月位の間に、違和感は強弱を 繰り返し
 しだいにその範囲が広がり、痛みとして感じられるようになってしまった。

[平成20年2月 再診]
 疼痛部位は昨年の初診時より狭い範囲に止まっている。
 治療後の改善は、初診時よりはっきり分かるとのこと。
 その後、2週間(合計5回)の治療で終了する。
 
 ※初診、再診ともに早い時期から治療することが大切です。
   もちろん、身体に疲れを貯めない「予防」がいちばん大切なのですが。

症例2 背中〜胸の痛み

・・・疼痛領域 67歳  女性 
平成19年10月 左背中から脇、胸にかけて帯状疱疹発症
        皮膚科受診。点滴、服薬にて2週間程度で疱疹は消退。

平成19年11月 背中から側胸部、前胸部にかけてヒリヒリした痛みが強まる。

平成19年12月 大学病院の麻酔科受診。ブロック治療を計5回受けて背中の
        痛みは改善するが、脇から胸にかけての痛みが残る。

平成20年  1月 初診時、左側胸部から前胸部にかけてヒリヒリした痛みが
        強い。 痛みで眠れない夜もしばしばあるとのこと。
[第一回目治療]
  左側胸部から前胸部に相当する3つのラインの胸椎レベル4ヶ所をそれぞれ「補強」
  治療後、皮膚に触れて感じる痛みは半分以下に改善した。

 [第二回目治療]
  翌々日。初診治療後半日くらいで痛みが戻ったが痛みのレベルは治療前と比べると軽くなり
  治療当日、翌日とも夜はよく眠れた。 
  前回と同様の治療後、痛みのレベルは治療前の2〜3割程度に改善する。
 
 [第三回目治療]
  翌日。治療後やはり半日くらいで痛みが戻ったが、痛みは軽減したままを保っている。
  皮膚を触って感じる痛みの範囲がやや縮小している。
  同じ治療を週2回のペースで続けることとする。 

  以後、ひと月半(合計18回)の治療で痛みはほぼ消失したので、治療を終了する。

症例1 顔面・耳の痛み

 ・・・疼痛ポイント 55歳  女性 
平成20年3月  左顔面・側頭部に帯状疱疹発症して皮膚科受診。
         服薬にて2週間程度で疱疹は消退。

平成20年6月  左耳奥の痛み発症。

平成20年7月  左顔面・側頭部のピリピリ感が強く感じられる。

平成20年8月  初診時、左の図の5箇所に圧迫感とピリピリ感。
         同所に時々重だるい感覚もある。
第一回目治療]
  左顔面の疼痛点に相当する5つのラインの頭部・顔面部対応穴を「補強」を中心に押圧する。
  治療後、表面のぴりぴり感はほとんど軽減したが左耳の奥に違和感が残る。

 [第二回目治療]
  翌日。前日治療後5時間くらいでぴりぴり感が戻ってきたが治療前と比べると軽くなっている。
  耳の奥の違和感は残っている。 初回の治療に耳の奥に対する「補強」を加えて押圧する。
  治療後ぴりぴり感と耳奥の違和感は初回よりも軽減した。

 [第三回目治療]
  一週間後。顔面・頭部と耳奥の症状は常時つらいとは感じなくなったが時々軽く戻るとのこと。
  同じ治療を週2回のペースで続けることとする。 治療後は軽快する。

  二週間後からは症状の戻りがさらに軽くなったため、週に一度のペースとして治療を継続。

  
 ※その後、合計8回の治療で終了となる。

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  今の辛い痛みをあきらめずに、ご相談してみて下さい。



  
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