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 特集2 踵痛の治療


 概 説
  スポーツをしていて、あるいはこれといった原因は思い当たらないが
   気がついたらかかとが痛み始めいてた。


  整形外科で検査をしても原因が見当たらない、又は「骨棘」(骨のトゲ)
   がありその周辺に炎症が起きているのだろうと診断された。


   *湿布や消炎剤を使っても痛みがなかなか緩和されない。 
    *長い方では一年以上も痛みが続く。 
    *治ったと思っていたら、しばらくしてまた痛み出す。 
    *片方だけ痛かったのが、やがて両方とも痛くなってきた。


  「踵の中央」「踵の内側」「踵の外側」「踵のアキレス腱より」
  「アキレス腱の内側」「アキレス腱の外側」など痛む場所もいろいろです。
   
   このような「かかと痛」に悩んでいる方は案外多いのですが、
   有効な治療法が西洋医学でも東洋医学でも、これまであまり
   知られていませんでした。


   
  遠絡療法とダイオード療法を組み合わせた当院の治療症例をご紹介します。



     

症例1  右かかと痛

     42歳 男性 営業職
平成19年11月 右足踵痛発症
   〃 12月  整形外科受診
         レントゲン検査異常なし
        

平成20年 5月 初診時、「朝の一歩目がとくに痛む」とのこと。
        仕事中は少し和らぐが長い時間歩いた日などは
        夕方とても痛くなる。湿布をすると少し楽になる。
[第一回目治療]

  右足踵の2点の痛みに対して左手掌部と左足くるぶし下のポイント4点を治療する。 
  治療後にはだしで歩いてみると着地する時の痛みはほとんど消えたが
  蹴り出しの引っ掛かりが少し残る。

[第二回目治療]

  翌日。 前日の治療後5時間ほどで痛みが戻ってきた。
  今朝の一歩目の歩き出しは痛みが半分くらいに減っていた。
  一回目と同様のポイントを治療する。 痛みは一回目と同様に改善した。
 
[三回目以降の経過]
 
  仕事で歩くことは避けられないので、踵への負担が大きかった日には痛むが
  以前のように歩くのがツライと感じる事はなくなった。 
  朝の第一歩がとても楽になった。

  その後、合計6回の治療で終了となる。


症例2   左かかと痛

  ・・・疼痛ポイント  32歳  女性 
平成20年6月 登山の翌日から左踵痛発症
          
平成20年7月 整形外科受診、骨棘をみとめる
        鎮痛剤・湿布にて経過を看るが改善なし。
        その後しだいに痛みが増悪する。

平成20年8月 整骨院、整体等数軒治療を受けるが
        改善せず。
[第一回目治療]

  左踵アキレス腱近くのやや外側と内側、ラインの異なる2点が痛い。    
  右手手掌から手首付近と右足くるぶし下の治療ポイントを押圧する。
  治療後はほとんど痛みを感じなくなる。

[第二回目治療]

  三日後再診。 初診の2日後に痛みが再発するが痛みの程度は
  三割位に減っている。 治療後はほとんど痛みを感じなくなった。

[第三回目治療]
  一週間後。 歩行時に時々痛みが発生するが痛みの程度は治療前
  の1〜2割とのこと。 治療後は歩いても痛みを感じなくなる。

[第四回目治療]
  一週間後。 治療前から痛みはたまにしか感じなくなっているとのこと。
  この回にて治療終了とする。


症例3  両側かかとの痛み
   ・・・疼痛ポイント  36歳  男性  
平成20年2月  左足踵痛発症(原因不明)
           整形外科受診。レントゲン検査、
           血液検査異常無し。
           鎮痛剤・筋弛緩薬を服用するが改善なし。

平成20年4月  右足踵痛発症。
           整体、鍼灸、気功治療などを試し、治療直後は
           少し改善する事もあるがすぐに痛みが戻る。
           

平成20年8月  初診時、左踵>右踵(3:1)。
           着地時の両踵痛と、蹴り出し時の左足底の
           突っ張り感がある。
           特に朝起きぬけがツライとのこと。

「第一回目治療]

  「疼痛点1」と「足底部」に対応する手足の治療ポイントを押圧すると
   非常な痛みを感じる。     
  「押した痛み」が和らぐまで約30秒がまんしていただく。                     
   治療後はだしで歩いてみると、左足の症状はほとんど消え
   右踵の痛みを強く感じるとのこと。    
   次に、右踵の「疼痛点2」に対して手足の治療ポイントを押圧すると
   痛みはほぼ消退した。          


[第二回目治療]

   翌日再診。 朝起きてから歩いてみると「左踵」は痛みが戻っていたが
   「右踵」は痛くなかった。 
   前日と同様の治療後は左踵と足底の症状は消退した。

[第三回目治療]
   3日後。 左踵の痛みは半分以下に軽くなって、
   右踵はほとんど気にならなくなっているとのこと。    
   治療後は早足で歩行しても痛み・突っ張り感は感じなくなる。

   以後、時々だが軽い痛みが戻る日があるとのことで、週に一回のペースで継続治療後
   約2カ月で終了。          


症例4  治りにくい踵の痛み
 ・・・疼痛ポイント  37歳  男性【営業職 外歩きの時間が長い】

 
かかと痛の治療をしても
  「治療後は改善するが効果が長持ちしない」・「痛みのレベルがなかなか下がらない」
   といった場合があります。
  「かかと」は普段どうしても刺激を受けやすい部分ですが、さらに
    
   @毎日犬の散歩をしなければならない
   Aスポーツの練習を休めない 
   B仕事や通勤で毎日足に負担がかかる
   C過体重
    
  こうした、かかとへの重い負担が避けられない方の場合がそうなりやすく
  治療には根気が必要になってきます。

         
平成21年2月  左足踵痛発症
        整骨院にて電気治療5回。改善なし。

平成21年3月  整形外科受診。レントゲン検査で骨の異常はなし。
        アキレス腱の炎症と診断される。
        塗り薬のみ。改善なし。

平成21年4月  初診時、かかと着地時・アキレス腱を伸ばす動作時に発痛。
        静止座位でも痛む。長時間の歩行後はとくに痛む。   

   
「第一回目治療]

   アキレス腱の付着部と踵内側の2点に対して、対応する手足のポイント4点を
   押圧刺激する。 その後、はだしで歩いて確認してみると踵が着地する時より
   蹴り出す時に痛みが残る。
   ポイントを探しながら何度か歩いていただくと2〜3割程度まで痛みは減った。
           
[第二回目治療]

   四日後再診。 前回治療後、翌日朝には痛みが戻る。
   前回と同様の治療後、左アキレス腱付着部と踵内側の痛みはほぼ消退した。
   ダイオード治療を併用することとする。
   

[第三回目治療]
   一週間後。 その日にもよるが、左アキレス腱付着部と踵内側のピーク時の痛みは
   少し減った程度。     
   治療後の改善度は良いが痛みが戻りやすい。

   以後、週に一回位のペースで治療を続け約2ヶ月間に12回治療。
   ピーク時の痛みは半分程度に減って、つらい痛みの出る頻度も減少している。
   2週間に一度のペースの通院を続けている。
   
  
症例5  治りやすい踵の痛み
 ・・・疼痛ポイント  42歳  男性  
平成21年1月  左足踵痛発症 (原因不明)
           
平成21年5月  整形外科受診。レントゲン検査異常無し。
        しだいに痛みが強く感じられるようになる。
           

平成21年6月  初診時、階段を下る時の痛み。朝そして夕方も痛む。

[第一回目治療]

   疼痛点に対応する手足の治療ポイントを押圧すると強く痛みを感じるが
   押す痛みが和らぐまでの時間がほんの10秒ほどしかかからない。
   治療後の左かかとの痛みの改善度は良好。
   

[第二回目治療]

   一週間後再診。 
   自己治療での効果が感じられるとのこと。
   前回と同様の治療を、ポイントを確認していただきながら施術。
   前回よりさらに押圧刺激時の圧痛の軽減時間が短い。
      
  

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