2008年12月22日(月)
2008 健康の本棚大賞!!!        「 禁煙セラピー」   アレン・カー      KKロングセラーズ

     2008 「健康の本棚大賞」 決定!!
  「禁煙セラピー」 KKロングセラーズ

 今年、この本のおかげでタバコをやめることができました。 ありがとう。
 アレン・カーさん あなたはエライ!

 この本のキーワードは「洗脳」。 
従来の禁煙法が、黒く汚れた床をデッキブラシでごしごしこすって白くきれいにするやり方だとすると、 この本ではいきなり白ペンキを床にぶちまけて白くしてしまうようなものです。 デッキブラシでこするやり方ではなかなか白くはならないので途中で挫折してしまいます。 白ペンキをぶちまけてタバコの事はすっかり無かったことにしてしまうと、意外にも脳はあっさり騙されてしまうのです。 
 喫煙の習慣をある種の洗脳の結果と捉えて、洗脳を解くのは大変でも、その上から禁煙で洗脳してしまえばOKというわけです。

 こんなに楽に禁煙できるのですから、このやり方を使わない手はありません。 禁煙補助の薬剤などを求める前に、この本を読んでみて下さい。 タバコをやめたいと思っているあなた (いや、喫煙者は多かれ少なかれ皆やめたいと思っているはずです) この本を読まない理由が何かありますか?

2008年11月14日(金)
輸入食品の真実            小倉正行      宝島社

 
 日本で消費されるうなぎの約80%は輸入品です。 内外価格差につけ込んだ「産地偽装」などは許せませんが、農薬や抗菌剤の残留問題でさんざん叩かれてから、輸入うなぎは国の「命令検査対象品」となり、現在では輸入食品としてはめずらしく(?) 監視の目が行き届く状況におかれています。 それでもなお、抗生剤などの残留違反があとを絶たないのですが。 
 うなぎ好きにとってショックなのは、ヨーロッパウナギがあらたにワシントン条約の規制対象品になった事です。  これが巡りめぐって、2009年から日本で流通するうなぎの量が激減するので、価格の高騰は避けられないとのこと。

 「食料自給率40%、世界最大の食料輸入国はどこでしょう?」 最近は小学生でも答えられますね。
 でも、輸入食品の90%は無検査だったり、検査しても結果が出る頃にはすでに胃袋の中に消えている事は知らなかった。 輸入食品にまつわる様々な問題には、この粗いザルのような検査体制が背景にあるわけです。 

 食料を「食べる」ことと「作る」ことについて、日本か゜自立して生き残るための方向転換を真剣に考える必要がありそうですね。

2008年10月14日(火)
ベジタリアンの医学           蒲原聖可      平凡社新書


 ファイトケミカルやオーガニックについて勉強すると、やがてベジタリアンに行き当たります。
欧米では成人の2~3%がベジタリアンだそうですが、日本ではあまりポピュラーではないようで、私自身この本を読んで初めて知ったことばかりでした。 ベジタリアンにもいくつかのタイプがあり、少し工夫すれば何とか実践できるものもありそうですね。
 環境負荷や動物愛護の視点も大いにうなずけますが、実践したいと思わせる一番の理由はやはり「病気の予防効果」です。
ガンをはじめとする生活習慣病・痴呆・更年期障害・・・などなどにかかりにくい事が疫学的に証明されています。
肉や砂糖はたしかに美味しいかもしれないけれど、身体にはとてもキケンな食品だということをキチンと知っておくのは大事ですね。

地球上で8億人以上が飢えている一方で、その倍の16億人以上が過体重で病気の予備軍といわれている現代。 そして「食品の安全」の以前に食糧危機が身近にせまる時代でもあります。 
子供達の前で「大食い」をもてはやしたりしてはいけません。
  

2008年9月8日(月)
三石理論 分子栄養学          三石 巌       現代書林


 三石巌先生は物理学者です。 ですから先生が提唱する「分子栄養学」は、徹底して科学にこだわります。 
食品を分子あるいは原子レベルまで追求し、化学的な性質を見極め、それが生理学的にどんな作用を人体に及ぼすのか、さらにそれが病理学的にはどんな病態をもたらすのか、徹底的に科学的に究明していきます。
細かすぎて全体が見えないのでは?という心配は三石先生に関しては無用です。 ここまで分析してみせることで、初めて理解できる全体像があるのです。
 三石理論を約一年間実践してみて、これは続ける価値があると判断できました。
毎日の食事はとても大事で、ご自身の健康と直結するものです。
自分の健康は自分で守りたいとお考えならば、この三石先生の著作をひもといてみてはいかがでしょうか? 少し時間はかかるかも知れませんが、きっと役に立つはずです。

 80年代に出版された三石先生の著作集は平塚図書館で借りることができます。


2008年7月31日(木)
ポアンカレ予想      早川書房    ジョージ・スピーロ


 その昔、天動説の時代。太陽系の惑星の運行はありもしない複数の円軌道を想定することで無理矢理説明されていました。
地動説を使えばスッキリ簡単に理解できるわけですが、必要以上に複雑で難解にはなるものの天動説でも説明することは可能なのです。
東洋医学を勉強していると、これに似たような分かりにくさを感じることがあります。もう少しスッキリと説明できないものかなと。

 さて、この本は世界中の数学者が100年かかって解けなかったポアンカレ予想を解いた数学者の話ですが、宇宙の構造や余剰次元について語られています。 現代数学のトポロジー(位相幾何学)やフラクタル(自己相似)を使って人の身体の小宇宙を探索する時代がもうそこまで来ている。 本書を読んでいるとそんな気がしてきます。 人体や生命について誰にも分かり易く、びっくりするほど優れた新しい見解の登場。 わくわくしてきますね。
今年の夏は数学やりましょう。

2008年6月15日(日)
シンメトリーな男          竹内久美子        新潮社  


 二ヶ月前から、ある理由で指の治療・指の健康法に関する本を20冊ほど読んだ中で、治療や健康法とは一見何も関係ないように思える「動物行動学」のこの本が、深いところで一番勉強になりました。 

 人の指が長かったり短かったり、左右対称だったりそうでなかったりするのは何故なのか、それらが意味する本当の理由を最新の研究から明快に解き明かします。  

今まで、この健康の本棚で扱った本の中で、一番ショックな本かも知れません。 物の見方や価値観が変わってしまうほどに。 

生き物が互いに競争するのは、避けられない現実ですが、その理由をこういう視点から理解しておけば、悩みすぎたり、深く絶望したりせずに生きていけるのかも知れません。

2008年4月28日(月)
禁煙セラピー      アレン・カー          KKロングセラーズ


 タバコ会社にとって、この本は恐ろしい本です。 この本が普及すれば、みんなタバコをやめてしまうから、タバコ会社に未来はありません。
 

 本の原題は「easy way to stop smoking」 その名のとおり、この本を読むだけで簡単にタバコがやめられます。 私の場合は本屋で偶然手にしたこの本の帯に、品川庄司の品川君が「不思議だけどやめられますよ」とコメントしていたのに惹かれて買い求め、読んでいるうちに本当にやめてしまいました。 つまり、読み始めてから2時間くらいでタバコをやめることが出来たのです。 つらくも何ともありませんでした。 たぶんこの先一生タバコは吸わないだろうと、ひと月半たった今は確信しています。

 スゴイですね。 この本にもっと早く出会いたかった。
たった945円(税込)でタバコがやめられます。 素晴らしい!!
(昨年2月に、この本棚の「たった5日でできる禁煙の本」で失敗しましたが、今回は自信をもって世の中の喫煙者全員にお勧めできます)

2008年4 月 2日
ヒトはなぜ病気になるのか       長谷川眞理子      ウェッジ

 「ヒトはなぜ病気になるのか」 このストレートな疑問は医学的な立場からではなく 「進化生物学」 の立場から発せられたものです。 ヒトの病気や健康について、その善い悪いは抜きにして、進化の過程でどうしてそんな事が起こるのか? この本ではそれを中心に考えています。
 
 テレビや活字でよく目にする「病気のメカニズム」の解説や予防法・治療法の知識ではなく、そもそも何で病気になるのか? どうして病気なんてものがあるのか? そんなふうに考えることはあまりないですね。 でも深刻な病気に罹ったりすると「何故自分が?」と、こういう疑問が湧いてきたりするものです。
 本書の中で一番興味を惹いたのは、米国の人類学者ホークスによる「おばあさん仮説」。 繁殖力を失ったのちも元気で長生きするメス(つまりおばあさん)は、ヒト以外では存在しません。 この事が人類にとってとても重要な意味をもつというのです。 面白いですね。
2008年2月16日(土)
ウイルスは人間の敵か味方か    畑中正一      河出書房新社


 この50年間の分子生物学の進展によって、DNAやウイルスの実態が明らかになるにつれて 「生命とは何か?」 という問いかけの答えは、かなり核心に近づきました。
科学の力はさまざまな病気の原因がウイルスに由来していることを明らかにして、これまで人々を苦しめてきたいくつかのウイルスに勝利して大きな恩恵を得ることに成功しました。 しかしそれはやがて、地球の生命誕生の黎明期から存在していたウイルスというものの、ほんの一端に触れたに過ぎないのだ、と気づくに至ったのです。

 地球の直径の1000万分の1が人間の子供の身長で、その身長のさらに1000万分の1がウイルスの大きさになります。 地球に住む人類と、人体に棲むウイルスの不思議な符合です。  この本のタイトルの答えはたぶん、「ウイルスは人間、いや全ての生物の共存者である」 ということになるかと思います。 そしてその問いは 「人類は地球にとって敵か味方か?」 と問うているのと同じ意味に聞こえます。 

2008年1月3日(木)
疑う技術 「ウソを見破る9つの視点」  藤沢 晃治      PHP新書 

 中高年の方に一番の関心事を訊くと 「自分自身の健康」と答える人が6割を超えるという調査結果があります。 食が足りて肥満が蔓延する先進国では、どこもこういう傾向があるそうです。
 メディアには病気や健康に関する情報があふれ、林立するドラッグストアには医薬品やサプリメントがあふれています。 その中から、何を信じて、どれを選ぶか? これは案外骨の折れることで、安易に選んでひどい目にあう危険も少なくありません。

 この本で取り上げられた、ウソを見破るための9つの視点のうち半分以上は健康や医療にもからんでいます。 子供だましのようなものから、国の承認を得てなお繰り返す薬害まで、人の無知や弱味につけ込み、お金をせしめるだけでなく、より酷い状況に追い込んでしまうような治療や薬品は、食品の偽装より以上に深刻な側面を含んでいます。

 「疑う技術」が必要な世の中なのですね。
2007年11月23日(金)
呼吸の真髄 コツのコツ   永田 晟    講談社


 医学博士の永田先生は呼吸について何冊も本を著しています。 
その中で先生が言っているのは、すべて腹式呼吸の効用です。

「腹式呼吸」は何がどういいのでしょうか?
 その効用を並べてみると

1.副交感神経を優位にして自律神経のバランスを整える。
2.高次脳神経の機能を沈静化させる
3.ストレスに対する耐性を高める
4.血圧を下げ、循環生理機能を整える
 ・・・などなど、いいことだらけです。

しかも、これを実践するのには一円もかかりません。 「お腹をへこませて
長く息を吐く」 これを日々行えば健康にいいのですから簡単に続けることができます。

2007年10月22日(月)
絵とき・電気とからだ              谷腰欣司    日刊工業新聞社

 人間の身体は電気の作用で成り立っています。 神経も筋肉も細胞間の微弱な電気作用によって活動しており、それは電磁波などの影響を受けやすく出来ています。 とくに成長期の子供や妊婦はアブナイ。
小児ガンや異常出産の比率が増えたり、成人でも白血病・脳腫瘍・白内障などを誘発するという報告がなされています。
 電磁波の発生源は身の回りにあふれていますが、携帯電話や電気毛布などは身近で長時間使う点でキケン性が高いといわれています。

 イギリス政府は2000年に16歳以下の携帯電話使用禁止を通達し、ドイツ小児科学会でも2001年に「子供の使用制限」を勧告しています。

 ケータイ電話で長話をしていて耳のうしろが熱く感じたことはありませんか?  もしかしたら、頭痛やイライラの原因はそれかもしれませんね。

2007年9月14日(金)
神経症の時代 「わが内なる森田正馬」   渡辺利夫 TBSブリタニカ


 人は誰でも不快な気分に陥ることがあります。 神経質な気質をもって生まれた人は、この誰にでも起こる不快な気分に過敏に反応したり病的に執着したり、やがて強迫観念にはまり込んで自分と回りとの関係を正常に保てなくなってしまいます。 ストレスだらけの社会がそれに拍車をかけ、今では正常と異常の判別は「事件になるかならないかだけ」などという怖い状況に陥っているとも云われています。

 自分の心身の中で、我々の自由になるものと云えば随意筋に連なる末梢の器官だけで、その他の内臓器もそして精神もほとんど不随意なのだから、思考によって何でも自分の都合のいいようにやりくりするのは元々無理なのだと森田正馬は云います。 人生は諸行無常であって、つねに「不安心」であるという心で、あるがままにいればそこに安心がある、とも。

10数年前にこの本を初めて読んだ時より、状況はさらに悪化しているように思えます。
2007年7月30日(月)
突然死タイプ                 山澤?宏      洋泉社


  「急な発症から24時間以内の内因性死亡」と定義される突然死の原因の7割以上は狭心症や心筋梗塞などの心臓病です。

人間の心臓は受精後3週間で原初的な拍動を開始し、その後死の瞬間までひと時も休むことなく動き続けるわけですが、それがある日突然に破綻してしまう。 この本の「タイプA」とは突然死を起こしやすい人間のタイプということです。 臨床例から導き出された共通する特徴とは?
 ① 相手に不必要な敵意を持ち、競争心が強い
 ② 相手が不快に思うほど、必要以上に大声で話す
 ③ 早口で怒りっぽい行動を示す
などなど、他にもありますがなるほど確かに見かけますねこういうタイプの人を。 また食生活や既往症など他にも要因はたくさんあります。

この本を読んでから夏と冬はジョギングをウォーキングに変えようと決めました。 大切な心臓に無理な負担をかけるのはやめましょう。

2007年7月10日(火)
痛みのサイエンス         半場道子         新潮選書


 東洋医学で人間は「氣」「血」「津液」の三要素から成っていて、それらが体内をスムーズに流れているのが健康、何かの原因で流れが詰まると様々な病気が発生すると考えます。
生まれた時から科学で育った者にとって、痛みの原因は「氣滞」「血?」「痰飲」などと説明されても、理解するのは容易ではありません。
 一方、この本の著者である半場先生は痛みについて最新の神経科学の立場から、難しい内容を大変分かり易く説明されています。 
「痛みは我慢していると、やがて深刻な長引く痛みに変る」 それは何故なのか? どう対処すればいいのか? この本を読むと分かります。

 世の中には人の弱みに付け込むような治療法や医療者が、残念ながら存在しています。
 そんなものに騙されないように、気をつけて下さい。

2007年6月18日(月)
社会的ジレンマ         山岸俊男       PHP新書


 「分かっちゃいるけどなかなか止められない生活習慣」 例えば喫煙、飲酒などの個人的ジレンマと、家庭や学校や地域社会あるいは国家、果ては人類全体が抱え込んでいる暴力や環境問題などの社会的ジレンマとは、じつは深いつながりがあります。 個人の心身の健康と、その周りの社会のあり方とは無関係ではない。 もちろんこれは健康問題に限ったことではありません。 周りに流されず信念を貫いて生きるには、いろいろな意味で人は賢くならなければならないようです。

健康の本棚に「社会心理学」の本が並んだのは、そんな理由からですが、
人がこれまで経験したことの無い大きな変化がすでに始まっているのは間違いありません。  
 

2007年5月16日(水)
笑えば明日への希望わく        黄金澤雅奥     文芸社


 この本の帯に 「自律神経失調症歴24年! でも、笑いを忘れちゃいけないんダヨ~ン」 と書かれています。 本の後半に出てくる闘病記には自律神経失調症の怖さと闘病の苦闘が書かれていますが、よくよく読み込まないとこの本の実態に触れることはできません。 何故なら、たいがいの読者は唐十郎の戯作を読むような第一部、第二部でノックアウトされてしまって、作者の悲劇に気づかないままこの本のリングを去ってしまうからです。

 自律神経失調症は怖い病気です。 この病気と真剣かつユニークに闘っている一人の患者から発せられた 「笑いを忘れちゃいけないんダヨ~ン」 のメッセージには 万感の思いが込められています。

  悲劇はつねに喜劇のように語られる - ウィリアム・シェイクスピア

2007年3月26日(月)
不眠が治る「魔法の音」CDブック     篠原佳年  マキノ出版


 中国春秋時代の「黄帝内経」には不眠についての記述があります。紀元前にも不眠に悩む人はいたわけで、主に消化器系の障害と精神的な障害が治療の対象とされていました。
 現代では心療内科で服薬や自律訓練を受ける方も多いようです。
遠絡療法ではアトラスを中心とした生体の流れの調整をすることで良い効果を生んでいます。薬は飲みたくない
という方には是非おすすめします。

 それらの治療に加えて、これはかなり効果があると実感したのがこの音楽療法です。これはサヌカイト(香川県の五色台で産出される)という石で作られた楽器が奏でる高周波音を聴くことで聴覚のゆがみを矯正して安眠を得ようというものです。聴き始めて最初の頃から入眠に要する時間がかなり改善されました。このCDには数分間の曲が10曲入っていますが2、3曲目には大抵眠ってしまいます。

2007年2月22日(木)
スローフードな日本!             島村菜津   新潮社 

 中国古代では食事療法の専門医である「食医」は疾医(内科医)、瘍医(外科医)より上の筆頭位に置かれていたそうです。
「後天の氣」を養うための食事をいかに大事に考えていたかという事ですが、現代人にとっても食事が大事なことに変りはありません。。

ところがその大事な食事の内容、つまり農・水産物の現状がどうなっているかを少しでも知ってみると(おおげさではなく)背筋が凍ってしまいます。
鳥インフルエンザ、狂牛病、食糧自給率、遺伝子組み換え、抗生物質などのキーワードは知っているようでじつは何も分かっていないことに気づかされます。

質素でもいいから安全な食事を摂るにはどうすればいいか? この本にはそのヒントが詰まっています。 自分の身の回りから考えて取り組まなければなりません。
2007年2月7日(水)
たった5日でできる禁煙の本        林 高春       角川書店


 世に禁煙グッズは本当にたくさんあります。 噛む・飲む・なめる・吸う・貼る・聞く・見る・読む・走る・刺す・挟むなどなどキリがありません。
禁煙するのが趣味でタバコを吸っている、などというややこしい人までいるくらいです。

この本の初めに出てくるファガストローム博士の「ニコチン依存度テスト」で判定してみると
、私の場合は「軽度の依存状態」にあたるらしい。
とにかく実践あるのみ。 以前約3年間禁煙に成功していた経験を思い出してトライしてみることになりました。

そして、五日目に見事に失敗しました。 なさけないやらふがいないやら自己嫌悪の極みですが、この本ではそれを失敗とはみなしません。
その次のトライアルの出発だと思えばいいと教えてくれます。
明日からまた新しいトライアルが始まるのです。


2007年1月17日(水)
願いがかなう人になるシンプルな方法    石原加受子著 大和出版 


 東洋医学では病気になる原因を ①外因 ②内因 ③不内外因の三つに分けて、そのうち内因とは七情(怒喜思悲憂恐驚)の亢進、つまり過度の感情が病気の原因になると考えます。

強い怒り、深い悲しみ、長期間にわたる憂いなど誰にでも起こりうることですが、そういった感情をどう処理すればいいのでしょう? 
フタをして我慢する。お酒を飲んで発散する。相手に復讐する。等々。誰でもそれなりに対応しているはずですが、うまく処理できずに病気に至ったり、他人を傷つけたりするケースも多いのではないでしょうか。

本著のタイトルは今流行の「成功の法則本」そのままなのですが、感情と思考の性質の違いについて分かり易く書かれていて、これがちゃんと理解できていれば感情の過度の亢進や屈折はある程度回避出来るのではないかと思われます。
自分の感情を抑えすぎたり、無視したりせず素直に受け止めてあげれば「願いが叶う」かどうかは別として病気にはならずに済むような気がします。

2007年1月1日(月)
「一食抜き」健康法     石原結實著  朝日新聞社


 朝飯を食べるか食べないか。 どちらが健康に良いのでしょうか?

世の中にいわゆる「健康本」と呼ばれる本は星の数ほどありますが、平塚図書館だけで80冊を超える蔵書を誇る「健康本界の細木和子」あるいは「健康本界のDr.コパ」ともいうべき石原博士は「食べない派」の旗頭です。
サブタイトルに「生活習慣病なんて怖くない!」とあるように生活習慣病に悩む中高年世代の養生法としてこの先生の主張は見逃せないものがあります。
血液内科の専門医である石原博士の論旨は明快で、医者まかせ、病院まかせの現状から脱却して、自分の健康は自分で守るというごく当たり前のことがいかに大事かを科学的な論拠からとても分かり易く示してくれます。

年間の医療費が30兆円を超える長寿大国日本で、この30年間薬を飲んだことが無いと言い切る製薬会社泣かせの石原先生の言葉には説得力があります。

2006年12月15日(金)
脳死、脳死再論      立花 隆著  中央公論社


 東洋医学では、体内の陰と陽の氣が調和していれば健康であり、不調和となると疾病になり、氣が散逸すると死ぬとされています。


 ヒトもしくは生き物が死ぬ瞬間を見たことがあるでしょうか? その瞬間の前と後をよく観察してみると「氣」の存在をとても鮮明に実感できるはずです。

 西洋医学では臓器移植を背景にして死の瞬間の判断について大きな問題を抱えてしまいました。 この二冊の本には延々とそれが述べられていますが、しかしそこでは「氣」の存在について一切触れられることは有りません。 西洋医学的にそれは当たり前なのかも知れませんが、本当にそれだけでいいのか?とても心配になります。

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