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 特集4 尾骨痛の治療


 概 説
 風呂場などで尻もちをつき尾骨を強打した時に、すぐに痛みが始まることもあれば
  その後かなり(原因を忘れてしまう位)時間がたってから
痛み始めることもあります。
  悪い姿勢を長い時間続けることが原因になる場合もあります。
  
 レントゲン検査では「骨に異常なし」とされる場合もあります。
  MRI検査で骨折や曲折が見つかっても、鎮痛剤と安静で様子を見ることにされやすい。

 ■  *湿布や鎮痛剤を続けても痛みがなかなか緩和されない。 
    *痛くて座れない 
    *仰向けに寝ると痛い 
    *腰を伸ばすと痛い

 遠絡療法では痛む尾骨の部分には直接触れずに、関連のある手足のポイントに
  刺激を与えることで、つらい痛みを改善します。 
  
  なお、仙腸関節炎や坐骨神経痛などの既往症がある場合には平行してそれらに対する
  治療も必要になる場合があります。 
   

 遠絡療法による当院の治療症例をご紹介します。


症例1  尾骨の付け根の痛み

  
  
  





  ・・・疼痛ポイント    49歳 女性  
                            
 
   
  平成20年12月 入浴中に椅子からすべり50p位の高さからタイルに尻餅をつく。
         翌日から尾骨のあたりが痛みだす。          

  平成21年 1月 痛くて座れない状態となり整形外科受診。
         レントゲン検査「骨に異常なし」
         湿布と鎮痛剤を使うが痛みは改善しない。
         総合病院の整形外科を受診。やはり骨に異常なしとの診断。

  平成21年 2月 痛みが変わらずMRI検査にて「尾骨の変形」と診断。
         

[第一回目治療]
 
 初診時、触診すると尾骨の付け根「仙腸関節の遠位」が激しく痛む。
 該当する4本のラインの合わせて8点に対して治療する。
 治療後、尾骨周辺で腰掛けても座れる程度に痛みは軽減した。
 肛門に力を入れると深い位置で痛みが少し出るとのこと。

[第二回目治療]

 2日後再診。 昨日は座った時の痛みが半分位戻る。
 尾骨の付け根の両側に圧痛が残っている。  
 前回と同様の治療により痛みは1〜2割程度に軽減。
 
[第三回目治療]

 翌日。 痛みの戻りは少なく、座ってもあまり痛くない状態。
 尾骨の付け根の圧痛はまだ残っている。
 治療後、座った時の痛みはほぼ消退する。

[第四回目治療]

 一週間後。階段や立ち上がる時少し痛むことがあるが、座る時の痛みはない。
 自己治療の方法をお教えして様子を見ることとする。


症例2  尾骨右側の痛み

  

  
                   
           


・・・疼痛ポイント   56歳 女性  
 
  平成21年 4月 とくに原因は思い当たらないが急に尾骨が痛みだす。          

  平成21年 5月 座位と仰臥位で痛み、座れず眠りづらい。
         レントゲン検査で「骨に異常なし」
         鎮痛剤服用。痛みは改善しない。


[第一回目治療]
 
 初診時、触診すると尾骨の右側に圧痛部位がある。
 安静にしていれば痛まないが、寝たり座ったりすると非常に痛い。 
 該当する2本のラインの合わせて4点の治療となる。
 治療後の改善は良好。ほとんど痛まないとのこと。 
 右坐骨神経痛の既往症があり、腰・坐骨の痛みと大腿の痺れがある。

[第二回目治療]

 七日後再診。 
 お教えした自己治療を熱心に繰り返したせいか、痛みの戻りは少なかったとのこと。 
 前回と同様の治療により痛みはほぼ消退する。
 今回から右側腰から坐骨にかけての痛みに対する治療を開始する。
 
 
[第三回目治療]

 七日後再診。
 尾骨の痛みはほとんど気にならない程度まで改善。
 今回からは坐骨神経痛の治療を継続することとする。


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